Home » 奈良・薬師寺塔屋110年修築記念式典

奈良・薬師寺塔屋110年修築記念式典

Posted by:

|

On:

|

,
法要に参加する僧侶たち=奈良・薬師寺東塔で2021年2月15日、北村隆夫撮影

奈良市の国宝である薬師寺の東塔の解体と修理は、2月15日の式典で記念され、10年以上続いた作業が完了しました。

高さ 34 メートルの塔は、約 1,300 年前の寺院の創建当時から現存する唯一の建造物です。 110年ぶりの解体修理です。修復プロジェクトは2009年に始まりました。

式典には修道士や修理工など約60人が参加し、花びらの形をした紙を散らす「散華」の「儀式」で修理の完了を祝いました。 2020年4月に開催予定でしたが、新型コロナウイルスの緊急事態宣言により延期となりました。

東塔は、大小さまざまな屋根が重なり合う美しさから「凍てつく音楽」「時が止まった音楽」とも呼ばれています。近い将来に日本を襲うと予想される大地震に備えて、中央の柱、基礎、プラットフォームを補強しました。

2022年3月1日から1月16日まで、薬師寺で特別展が開催され、東塔の扉が開かれ、中央の柱と塔の他の部分が外側から見えるようになります.

(奈良支局 田中なつみ、加藤祐介)